進路

看護学部

さまざまな

キャリアステージへ

看護師が働く場は病院だけではありません。
地域でも福祉でも企業でも活躍し、
さらに専門性の高い業務を
担当することもできます。
佐久大学には、より求められる人材に
なるための
学びの場が用意されています。

県内救急病院 勤務

2015年卒業

総合病院看護師

術後ケアを支える判断力

高度治療室(HCU)で主に術後の患者さんのケアを担当。1日10件近い手術があるためベッドの回転が速く、患者さんはそれぞれに痛みや気持ち悪さを訴えます。HCU自体には専属医師がいないため、いつ医師を呼ぶか、誰に相談するか、判断力を問われる毎日です。この判断力を培えたのは、大学の4年間で実習にじっくり取り組めたからこそ。実習時の多くの人との関わりが今も私を支えています。

救急救命センター

救急科の中でも、心肺停止や重度外傷、脳卒中など重篤な患者さんを受け入れる医療施設が「救命救急センター」です。ここで働く看護師は救急蘇生処置や止血・包帯法、骨折時の応急処置など、様々な救急処置を迅速かつ的確に行わなくてはなりません。ドクターヘリに同乗するフライトナースも救急部門の一員です。

県外病院 勤務

2012年卒業

DMATチーム看護師

※DMAT…災害派遣医療チーム

「防ぎ得た災害死」を
減らすために

東日本大震災が発生した際、想像を超える被害状況に無力感を感じました。数年後、DMAT養成研修に応募。以来、行政や消防の方々とともに訓練を積み、2018年の北海道胆振東部地震で現地へ。DMAT・自衛隊・救急・消防・警察の連携の現場に身を置き、避難所の状況確認や医療情報システムの入力業務などを担当。現場経験を経て、「防ぎ得た災害死」を減らすことがますます大きな目標になりました。

訪問看護ステーション

訪問看護ステーションに在籍する看護師は、在宅で療養する利用者さんを訪問し、体調チェックや医師の指示に基づいたケアを提供。地域に密着して活動し、利用者・ご家族・医師・ケアマネジャー・リハビリ職などと協力し、在宅医療の要となる存在です。在宅での看取りでも中心的な役割を果たします。

市町村役場 勤務

2012年卒業

行政保健師

住民の健康増進のため
健診の普及を目指して

役場の保健福祉課で住民の健診全般に関わっています。現在の目標は特定健診の受診率を高めること。自分は健康だと思われている方に健診を勧める難しさを実感しています。距離感のある相手に「聞く耳」を持っていただくコミュニケーション力を養うのに、佐久大学でのグループワークがとても効果的だったと今にして思います。「地域看護学」の学びも保健師の仕事をする上で、とても実践的でした。

福祉施設

高齢者・障がい者などの福祉施設でも、看護師が在籍しています。福祉施設ではご入所者の毎日の健康チェックや薬の管理、感染症の予防と蔓延の防止、床ずれの予防、吸引や呼吸器系のケアなど、看護の側面からご入所者をサポート。医師の不在時間が長い施設の中で、数少ない医療職として活躍が期待されています。

養護教諭

養護教諭とは小中高校の「保健室の先生」のこと。授業は担当せず、保健室に待機し、けがや急病の子どもを応急手当し、重症の場合は病院への搬送を判断します。また、校医と連携して健康診断を準備・実施したり、「保健室登校」になりがちな子どものケアや保護者対応を行うなど、近年存在感が増している教職です。

地域医療センター 勤務

2020年
別科助産専攻修了
(2022年度より助産学専攻科へ)

助産師

自分自身も生涯成長できる、
幸せな職業

約20年間の看護師経験を通して、助産師という仕事の重要性やすばらしさに触れることが数多くありました。そして自身の出産を機に、「生命の誕生に関われる職業」である助産師をめざすことを決意。もともと佐久の総合病院で勤務し、人の温かさや住みやすさを知っていたことに加え、社会人入学も多く、医療のプロを招いた助産師教育を実践していた佐久大学を選びました。助産師は、自分自身も生涯成長できる「幸せな職業」です。

企業 勤務

2013年卒業

産業保健師

工場従業員1,400人の
健康と安全のために

産業保健師として大手メーカーの工場に勤務しています。約1400人が勤務する工場には有機溶剤や特定化学物質などを扱う部署もあり、複数の健康診断を行わなくてはなりません。私は健診の準備や実施、保健指導、相談者対応などを担当。数少ない医療職として頼られたとき、やりがいを感じます。病院勤務とはまた違った達成感が得られる職場だと思っています。

産業看護師

産業保健師と同じく企業や工場で働く看護職。日本の企業では従業員の健康管理を行う義務があり、産業看護師はそこで働く人たちを対象に、健康診断後の面談や心身の不調に対する健康相談を行います。職場で怪我をした従業員の手当をしたり、産業医や保健師と連携しながら業務にあたることも多くあります。

高度実践看護師

産業保健師と同じく企業や工場で働く看護職。日本の企業では従業員の健康管理を行う義務があり、産業看護師はそこで働く人たちを対象に、健康診断後の面談や心身の不調に対する健康相談を行います。職場で怪我をした従業員の手当をしたり、産業医や保健師と連携しながら業務にあたることも多くあります。

病院 勤務

2020年大学院修了

診療看護師

医師不在時も
患者さんの容体急変に的確に対応

療養病棟の看護師長を務めながら、さらに高度な実践力を身につけるため大学院NPコースへ。佐久大学には県内唯一のNPコースがあり、先生方や近隣の指導医から手厚い指導がありました。最近も病棟で主治医の不在時に患者さんの容体が急変。NPコースでの学びをさっそく活用し、自信を持って患者さんを見守ることができました。NPはこれからの日本の医療に必要な資格だと痛感しています。

病院 勤務

2018年大学院修了

総合病院看護部長

管理職として学び直す場

副看護部長の職にあったとき、人材育成や病院経営で様々な管理問題に直面しました。改めて管理学や看護学を体系的に学び直す必要性を感じ、佐久大学大学院へ。長期履修制度を利用し、働きながら学べることも魅力でした。入学後は先生方から授業日程などを配慮していただき、勤務と学業を両立。他の医療施設の看護職や看護系学校の教員など、多彩な経歴を持つ仲間とともに学べたことが一生の財産です。

大学教員・研究者

看護師として臨床経験を積んだ後、大学院で自身が関心を持つ研究テーマを追究し、論文を発表して修士号や博士号を取得した人には、大学教員や研究者の道も拓けています。近年の看護系大学の急増を受けて教員のニーズは高く、看護学の研究や学生の教育に熱意を持って取り組める人材が求められています。

総合病院看護師

地域医療センター 勤務

2015年卒業

総合病院看護師

術後ケアを支える判断力

高度治療室(HCU)で主に術後の患者さんのケアを担当。1日10件近い手術があるためベッドの回転が速く、患者さんはそれぞれに痛みや気持ち悪さを訴えます。HCU自体には専属医師がいないため、いつ医師を呼ぶか、誰に相談するか、判断力を問われる毎日です。この判断力を培えたのは、大学の4年間で実習にじっくり取り組めたからこそ。実習時の多くの人との関わりが今も私を支えています。

救急救命センター

救急科の中でも、心肺停止や重度外傷、脳卒中など重篤な患者さんを受け入れる医療施設が「救命救急センター」です。ここで働く看護師は救急蘇生処置や止血・包帯法、骨折時の応急処置など、様々な救急処置を迅速かつ的確に行わなくてはなりません。ドクターヘリに同乗するフライトナースも救急部門の一員です。

DMATチーム看護師

※DMAT…災害派遣医療チーム

県外病院 勤務

2012年卒業

DMATチーム看護師

※DMAT…災害派遣医療チーム

「防ぎ得た災害死」を
減らすために

東日本大震災が発生した際、想像を超える被害状況に無力感を感じました。数年後、DMAT養成研修に応募。以来、行政や消防の方々とともに訓練を積み、2018年の北海道胆振東部地震で現地へ。DMAT・自衛隊・救急・消防・警察の連携の現場に身を置き、避難所の状況確認や医療情報システムの入力業務などを担当。現場経験を経て、「防ぎ得た災害死」を減らすことがますます大きな目標になりました。

訪問看護ステーション

訪問看護ステーションに在籍する看護師は、在宅で療養する利用者さんを訪問し、体調チェックや医師の指示に基づいたケアを提供。地域に密着して活動し、利用者・ご家族・医師・ケアマネジャー・リハビリ職などと協力し、在宅医療の要となる存在です。在宅での看取りでも中心的な役割を果たします。

行政保健師

市町村役場 勤務

2012年卒業

行政保健師

住民の健康増進のため
健診の普及を目指して

役場の保健福祉課で住民の健診全般に関わっています。現在の目標は特定健診の受診率を高めること。自分は健康だと思われている方に健診を勧める難しさを実感しています。距離感のある相手に「聞く耳」を持っていただくコミュニケーション力を養うのに、佐久大学でのグループワークがとても効果的だったと今にして思います。「地域看護学」の学びも保健師の仕事をする上で、とても実践的でした。

福祉施設

高齢者・障がい者などの福祉施設でも、看護師が在籍しています。福祉施設ではご入所者の毎日の健康チェックや薬の管理、感染症の予防と蔓延の防止、床ずれの予防、吸引や呼吸器系のケアなど、看護の側面からご入所者をサポート。医師の不在時間が長い施設の中で、数少ない医療職として活躍が期待されています。

養護教諭

養護教諭とは小中高校の「保健室の先生」のこと。授業は担当せず、保健室に待機し、けがや急病の子どもを応急手当し、重症の場合は病院への搬送を判断します。また、校医と連携して健康診断を準備・実施したり、「保健室登校」になりがちな子どものケアや保護者対応を行うなど、近年存在感が増している教職です。

助産師

地域医療センター 勤務

2020年
別科助産専攻修了

助産師

自分自身も生涯成長できる、
幸せな職業

約20年間の看護師経験を通して、助産師という仕事の重要性やすばらしさに触れることが数多くありました。そして自身の出産を機に、「生命の誕生に関われる職業」である助産師をめざすことを決意。もともと佐久の総合病院で勤務し、人の温かさや住みやすさを知っていたことに加え、社会人入学も多く、医療のプロを招いた助産師教育を実践していた佐久大学を選びました。助産師は、自分自身も生涯成長できる「幸せな職業」です。

産業保健師

企業 勤務

2013年卒業

産業保健師

工場従業員1,400人の
健康と安全のために

産業保健師として大手メーカーの工場に勤務しています。約1400人が勤務する工場には有機溶剤や特定化学物質などを扱う部署もあり、複数の健康診断を行わなくてはなりません。私は健診の準備や実施、保健指導、相談者対応などを担当。数少ない医療職として頼られたとき、やりがいを感じます。病院勤務時代とはまた違った達成感が得られる職場だと思っています。

産業看護師

産業保健師と同じく企業や工場で働く看護職。日本の企業では従業員の健康管理を行う義務があり、産業看護師はそこで働く人たちを対象に、健康診断後の面談や心身の不調に対する健康相談を行います。職場で怪我をした従業員の手当をしたり、産業医や保健師と連携しながら業務にあたることも多くあります。

高度実践看護師

産業保健師と同じく企業や工場で働く看護職。日本の企業では従業員の健康管理を行う義務があり、産業看護師はそこで働く人たちを対象に、健康診断後の面談や心身の不調に対する健康相談を行います。職場で怪我をした従業員の手当をしたり、産業医や保健師と連携しながら業務にあたることも多くあります。

診療看護師

病院 勤務

2020年大学院修了

診療看護師

医師不在時も
患者さんの容体急変に的確に対応

療養病棟の看護師長を務めながら、さらに高度な実践力を身につけるため大学院NPコースへ。佐久大学には県内唯一のNPコースがあり、先生方や近隣の指導医から手厚い指導がありました。最近も病棟で主治医の不在時に患者さんの容体が急変。NPコースでの学びをさっそく活用し、自信を持って患者さんを見守ることができました。NPはこれからの日本の医療に必要な資格だと痛感しています。

総合病院看護部長

病院 勤務

2018年大学院修了

総合病院看護部長

管理職として学び直す場

副看護部長の職にあったとき、人材育成や病院経営で様々な管理問題に直面しました。改めて管理学や看護学を体系的に学び直す必要性を感じ、佐久大学大学院へ。長期履修制度を利用し、働きながら学べることも魅力でした。入学後は先生方から授業日程などを配慮していただき、勤務と学業を両立。他の医療施設の看護職や看護系学校の教員など、多彩な経歴を持つ仲間とともに学べたことが一生の財産です。

大学教員・研究者

看護師として臨床経験を積んだ後、大学院で自身が関心を持つ研究テーマを追究し、論文を発表して修士号や博士号を取得した人には、大学教員や研究者の道も拓けています。近年の看護系大学の急増を受けて教員のニーズは高く、看護学の研究や学生の教育に熱意を持って取り組める人材が求められています。